森さい生医院 休憩室
【 第8回新民家部門 】
白鳥の飛来地で有名な宮城県北の伊豆沼近くに建っていた明治7年建築の古民家が3.11の震災被害で解体撤去直前に縁があり、活用できるよう譲って頂き、高台移転地でもある東松島市野蒜ヶ丘に移築再生され、石巻市の内科病院の分院の診療所として用途を変え完成しました。
今回はその隣に診療所の来客の応接兼スタッフの会議・休憩室等の付属棟として、村田町に建っていた土蔵を移築再生し、昨年春に完成に至りました。被災したこの地域の為に拠り所になり得る癒しの施設として貢献できるようにという病院長の想いに答えたお手伝いができたことが設計者冥利に尽きる思いです。
1階 会議室・休憩室 | |
移築前の土蔵の蔵戸を玄関引戸として再生し活用 | |
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2階 応接室及び事務長室 |
建設地 | 宮城県東松島市 |
構造 | 在来工法 |
階数 | 二階建て |
延床面積 | 66.20㎡ |
家族構成 | 非公開 |