巣民家×倶樂 「共に楽しむ」

【 第6回 新民家部門 】

巣民家×倶樂 「共に楽しむ」

「共に楽しむ事が人生だ!!」

身も心も安らかで楽しい時間
「子供の成長」「共に過ごす安らかな時間」「大切な人との想い出」
みんなで集まってわいわいと食事やお喋りをしたりして「笑顔」になっていく。
それもなにより自然の恵みのおかげである。

「楽」をするのではなく、人生を「楽しむ」
それが「楽」の本来の意味なのだと、私は感じています。
そんな「楽」の本来の意味を考えた上で、
もっともっと、家族を笑顔に、
もっともっと、家族に喜んでもらえるような
暮らし方をして頂きたいと思っています。
それこそが「人生を豊かに生きる秘訣」なのではないかと…
それをもって「楽しい」という言葉になると思っています。

そんな共に楽しむ事が出来る空間を創造したのが倶樂 〜Kura〜です。

そんな倶樂 のコンセプトを巣民家に融合しセカンドラインとしてデザインしました。

外観は江戸時代以降に発展した見世蔵をモチーフに現代風にアレンジしました。

見世蔵(みせぐら)
土蔵の一種で江戸時代以降に発展した商家建築の様式で店蔵(たなぐら、みせぐら)とも表記する。

真っ白な壁の家を見かけることがあるだろう。それが「土蔵造り」の家だ。土壁の上に漆喰などを塗って仕上げたもので、その名の通り、蔵に多い建築様式だ。
商品などの保管・貯蔵を目的とした土蔵とは異なり、見世蔵は、店舗兼住宅として使うことを目的として建てられるもので、土蔵とは開口部の作り方や間取り・内装が異なる。
土蔵の場合は、開口部をなるべく小さくし、耐火壁の部分を多く取って、耐火性能を向上させることを重視して設計される。また内部も、保管・収蔵を目的としているため、細かい間取りなどはなされない。対して見世蔵の場合は、店舗・住居として使うことを主目的としているため、耐火性能面では多少の妥協がなされ、商店部分の間口や住居部分の窓などの開口部が設けられている。内部の間取りなども通常の商店建築に準ずる。

(古い宿場町・商都などには漸減しながらもある程度残されており、近年ではトタンを剥がし板張りや漆喰壁にするなど、観光資源としての積極的な利用に転じている事例もある。)
通り土間は外部と内部をつなぐ中間領域として設計され互いの延長として使われる事で人気が有ります
日本伝統の建築空間「土間」
歴史的には暗く・冷たく・家事の類いを押し込んで人様に見せぬための場所だった土間。それを現代の家の“魅せ場”ポジティブな空間へと変貌させました。
明るく・暖かく・家族やご近所が集う場所。通り土間として屋内外の緩衝地帯ともなる多用途空間。家の個性を演出する「現代風土間」です。
玄関に入るまでに解体した古材(古家の天梁)をくぐり突当りには坪庭を設けてお客様をお出迎えする通路に。玄関を開けると欅の大黒柱
大空間を支える7寸角の欅の柱は機能を兼ね備え存在感があります。
モノトーンな空間に差し色で無垢のカウンター
素材のままオイル仕上で上品でシックな印象に信楽焼の手洗い鉢を取付しモダンな雰囲気を演出!

モノトーンのモノ(mono)には単一、一つのという意味があります。
白黒、もしくはグレーを用いた無彩色のみの配色を、モノトーンと呼びます。
無彩色を使った白、灰色と黒の組み合わせは、上品でシックな雰囲気に。現代的なモダンな印象や昔なつかしいクラシックな印象を与えることもできます。
洗練されたオシャレな雰囲気を出すことができるのでインテリアで多くの方に好まれて使用されています。
モノトーンでも黒に近い色を多く使うことで高級感や威厳のあるイメージを与え白っぽいモノトーンだと清潔感がありさわやかな印象を与えることができ灰色を取り入れれば都会的な洗練されたイメージになります。

建設地石川県加賀市
構造在来工法
階数二階建て
延床面積178.31㎡
家族構成30代夫婦と子供3人