「田の字」の家
【 第4回 新民家部門 】
昔から滋賀県湖北の一般的な建築様式は「田の字の家」でした。座敷、下座敷、居間、寝間の四つの部屋が「田の字」のようにな間取りになっている為、 中央に大黒柱がたち四方を囲む太い梁が家全体をささえます。 冠婚葬祭など部屋を状況に応じて使い分ける、人の和を重んじた日本的な考えに根付いています |
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玄関を入ると目の前に飛び込む開放的で印象的な吹き抜け空間は、大きなこだわりの一つです。 また、開口部の広い裏口は多趣味のお施主様にとってはさまざまな趣味道具の保管、作業も効率的に行えます。 |
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お施主様が約40年前に元家を解体した時の木材を残されていました。明和7年寅年8月に筑摩村の大工長兵衛さんという棟梁が上棟されたと思われます。 (徳川幕府10代将軍 徳川家治 1764年~1772年の頃) 随所に思い入れの深い、約300年前の柱を再利用し、現代に蘇らせました。 |
建設地 | 滋賀県米原市朝妻1400番地 |
構造 | 在来工法 |
階数 | 二階建て |
延床面積 | 199.96㎡ |
家族構成 | 「非公開」 |