温故知新の家

【 第3回 新民家部門 】

温故知新の家

古布や古材に大変造詣の深い施主様ご夫婦。
「住宅兼布や古材が活きるようなギャラリースペースを」とご希望されていました。
ご夫婦お二人にとってちょうど良い間取りをご提案。
バリアフリーと耐震構造で、いざという時の備えも万全です。
さらに、お友達がいらっしゃった際に、
のんびりと趣味のものを眺めながら、安らぎ語らいを楽しんでいだけるよう工夫をこらしました。

木を大切に思われる気持ちから、以前住まわれていた住宅の古材を梁に活用。
また、施主様ご自身で古材を準備していただく等、積極的に家づくりに携わられました。

家づくりにおいて「温故知新」を大切にしている当社と、
「古き良きもの」を大切にされている施主様との想いが重なり合い、
唯一無二の和の家の完成です。

昨今の新築住宅ではほとんど見られなくなった、平物差し工法を採用。
幅のある差鴨居が、構造を強化するとともに広く開放的な空間を作り上げています。

リビングスペースから、季節毎の庭を愛でる。
何物にも代えがたい贅沢な寛ぎの空間です。


内装には、和紙貼り壁や漆喰塗り壁、自然塗料を使用。
自然素材で囲まれているからこその、清涼な空気の中で過ごしていただけます。

床材はすべて程よい温かみと肌触りを持つ無垢材です。
無垢材の持つ調湿効果のおかげで、一年を通して快適さが違います。

家具にもこだわりました。
以前お使いだった欄間は和室の座卓へ、
持っておられた一枚板を、リビングテーブルへと活用しました。
施主様の家に対する思い入れに応えようと、大工が試行錯誤する。
まさに施主様と大工で造り上げたと言える、温故知新の住宅です。


建設地富山県射水市
構造在来工法
階数平屋
延床面積102.57㎡
家族構成70代夫婦
会社名