地域への開放性と内部空間の落ち着き

【 第3回 新民家部門 】

地域への開放性と内部空間の落ち着き

農村部の住宅が密集する場所にあり、ご家族4人が生活される家です。
地域に対して閉鎖的にならずに開放した構えを示し、地域社会の中でより良い関係を構築できるよう計画しました。
ハードな壁や塀よりも、格子柱で外部に対しては緩やかに遮るようにし、内部ではプライバシーを確保しながら木立の中に居るような落ち着きを感じられます。

リビングよりダイニングの眺め
道路面に大きく窓をとっているダイニングですが、内部と外部に立つ格子柱により快適性を確保しています。
こじんまりした間取りで最低限のスペースでゾーニングしていますが、圧迫感のないよう内部から外部へと天井が続き、内部空間の広がりを感じられるようにしています。
リビングより南側を見る
レイヤーとなった格子柱が木立の中に居るような落ち着きを与え、内部空間の居住性を高めています。
湿気がたまりやすい水廻りを南側に配置し、デッキは脱衣室から直接アクセス出来ます。
内部は、床:桧(無垢)、壁:杉(無垢)・及び漆喰塗りで仕上げており、調湿効果に優れていて雨が続く時等も快適に生活できると施主様も満足いただけています。

建設地熊本県荒尾市
構造在来工法
階数平屋
延床面積95.55㎡
家族構成60代夫婦、20代子供さん2人
会社名