伝統的な技法とこだわりの素材

【 第3回 新民家部門 】

伝統的な技法とこだわりの素材

60代のご夫婦と息子さんが生活される家です。
何事も控え目に・ほどほどにという印象のご夫婦で、間取りも必要最低限でこじんまりとした使いやすいものになるよう計画しました。
また、木組みの加工はすべて地元大工さんの手刻みで、さらに壁は竹小舞下地の土壁塗りです。プレカット・ボード下地等が多い現在では少なくなった伝統的な技法で行っています。
内部仕上は床:桧(無垢)、壁:杉(無垢)・及び漆喰塗り、天井:杉(無垢)となっています。

土塗り壁の様子
写真手前に見えるスペースはデッキで、脱衣室から直接出入りできるようになっています。
浴室・脱衣室ともに南側に配置することで、湿気が溜まりがちな水廻りを気持ちの良い空間に出来るよう計画しました。
LDKに隣接する和室です。
内障子は雪見障子になっていて外部の植栽が覗き気持ちの良い空間です。
内部の仕上げは全て無塗装の無垢材・及び漆喰塗りです。肌触りがよく調湿効果に優れています。
永く住み継がれることを願っています。

建設地熊本県玉名市
構造在来工法
階数平屋
延床面積110.44㎡
家族構成60代夫婦、20代子供
会社名