やさしく受け継ぐ
【 第9回古民家再築部門 】
築65年、施主様の祖母が嫁いでいらした小さな古民家。
空き家になってから数十年、誰も近づかなくなり暗く埃まみれで解体予定でした。
しかし、愛猫のナル君を飼い始めたことで、一軒家の利便性に注目したお施主様は、古民家再生を決意。
猫たちが元気に暮らせるカフェみたいな温かい空間にリノベーションしたい、と当社にやって来られました。
人と猫が毎日楽しく健やかに暮らせる空間、をテーマとしました。 古民家の松の梁を活かして家の中を森のようにしながら、 天井板はスギの無垢羽目板を貼り、寒がりな猫のために天井断熱も施しました。 床は猫のツメにやさしいように赤松の無垢板30mm厚を使い、友人たちと楽しく塗装をしました。 猫たちが元気に走り回れるキャットタワー・キャットウォークを作ったところ、 今では人も猫もみんなが集まれる憩いの場になっています。 |
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小屋裏をほこりっぽく隠していた天井板と間仕切り壁を取り払ったので、 小さかったはずの家が、一気に広くなりました。明るく開放的なひなたぼっこの出来る空間です。 ゆくゆくは、古民家ネコカフェが出来たら♪と、お客様も意気込んでおられます。 止まっていた、古民家の時間が優しく動き出しました。 |
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家に来てくれた人が、皆キャットタワーを絶賛してくれます。 現在2匹の猫がいますが、日々キャットタワーや、梁の上で 追っかけっこをしています。 梁を出して本当に良かったです。 前はすごく寒かったのですが、今は室内も、空気も雰囲気も 温かくすごく快適です。 |
建設地 | 岐阜県瑞穂市 |
構造 | 伝統構法 |
階数 | 平屋 |
延床面積 | 49.68㎡ |
家族構成 | 非公開 |