加美町古民家再生の家
【 第8回古民家再築部門 】

宮城県北の加美町に建っていた築120年程で約80坪の大きな平家農家住宅の古民家現地改修再生で、昨年11月に完了引渡しされたものです。
痛みの少ない座敷廻りを除いた63坪程について、寒くて使いづらい欠点を新築同様の居住性能を得るべく耐震補強、高断熱工事、水廻り設備は最新のものに更新しました。
暖房のメインはリビング(居間)に設置した薪ストーブとキッチン・水廻りの床暖房です。
太く黒光りする小屋裏の梁組みも化粧現しにした吹抜け空間のLDKですが、薪ストーブを1日焚いていれば十分に暖かく、すごしやすいと喜んでいただきました。
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使わなくなり納屋に眠っていた古い田植え用の道具を施主が掃除し、和紙を貼って吹き抜け用の照明器具に活用できるよう自作した。 |
リビングの採光のため、南側に計画したサンルーム。 自然光が良く入り、明るいリビングとなった。 |
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建設地 | 宮城県加美町 |
構造 | 伝統構法 |
階数 | 平屋 |
延床面積 | 301.76㎡㎡ |
家族構成 | 非公開 |