蘇った江戸末期の家

【 第6回 古民家再築部門 】

蘇った江戸末期の家

屋根:ガルバリウム銅板横葺、入母屋造り、四方軒先反り屋根、化粧タルキ(木口は銅板包み)
外壁:南京下見板押し縁仕上げ、上部防火サイディングEP塗装、床下換気は、ケンドン式タテ格子(防鳥網張り)
ポーチ床、玄関内部床:渡り石(自然石)を設置し、人工土を敷き均し転圧し、当時の土間タタキのイメージを再現しました。

開口部分は断熱サッシに改修し、真壁の外周壁にも断熱材を充填しました。また、水まわりも全面改修し、機能性と省エネ性をアップしました。
内部建具や梁は、奥様が生まれ育った思い出の素材をできる限り残しました。

[LDK]
床:パイン甲板オイルステン仕上げ、既存囲炉裏(火棚、自在鉤付)
天井:既存無垢板、棹縁天井あく洗い、梁は既存構造梁表し
暖房器具:ペレットストーブ新設
[2階寝室]
床:畳敷
天井:既存吹き抜け天井(化粧タルキ表し)、あく洗い
ロフト:押し入れ上は吹き抜け天井を利用し、ロフトとしました。
[客間]
床:畳敷
天井:既存無垢板、棹縁天井あく洗い
内部建具:内障子(既存建具再使用、障子紙張り替え)

建設地山形県米沢市
構造伝統構法
階数二階建て
延床面積196.08㎡
家族構成別荘、ゲストハウスとして利用 家族2人