人が集う『暖かい家』

【 第4回 古民家再築部門 】

人が集う『暖かい家』

『家は人が集って作るもの。』

築63年の農家住宅をリノベーション。
重厚感のある瓦屋根と煙突がシンボルマークになり、自然と人が集う家になりました。
縁側から見える格子戸もまたこの家の新たなシンボル。


築63年を物語る立派な梁を表しにし、天井を高くとることで空間が広くなりました。
気の合う仲間と楽しいお酒を飲み、柱時計のチクタクという音に癒されてついつい時の流れを忘れて飲み過ぎてしまうことも・・・。
薪ストーブを囲んでピザパーティー、ダッチオーブンで作る料理も楽しいひと時になりました。
大工さんの番付が刻まれた屋根裏の立派な梁は新築では出せないアジとなり、ジャングルジム気分で梁をまたいでたどり着く奥のソファはとっておきの隠れ家空間。
ソファに寝転んで漫画や雑誌を読みふける一人の時間もまた特別な時間となり、そのままウトウト夢の中へ・・・。
小窓から少しだけ見える富士山も立派な借景。
おばあちゃんが使っていた桐箪笥や文机はそのままインテリアになり、黒電話がいいアイテムになっています。
古いものは捨てるのではなく、次世代に繋いでいくことも私たちにとってはとても大事なことです。
ちゃぶ台を囲んでお茶を飲みながらの女子会は、盛り上がること間違いなし!

建設地静岡県富士市
構造伝統構法
階数平屋
延床面積97.71㎡
家族構成非公開