共に守り 受け継ぐ住まい

【 第3回 古民家再築部門 】

共に守り 受け継ぐ住まい

息子夫婦が実家にもどる事を機に、リフォームを計画されました。
この家を、残し受け継いでいってほしいという思いをカタチにしました。

二階の倉庫で埃を被っていた水屋箪笥を玄関の下足入に再利用しました。
又、お客様の趣味である切り絵を飾れる場所とし、玄関ホールの床板は、畳下で眠っていた床板を使用しました。
下足箱の横には、眠っていた煤竹をアクセントに。
家の前の山々等を眺めながらゆったりとした時間が過ごせるよう、腰掛を設け前面を窓とし、四季をも楽しめる空間となりました。
玄関正面の建具に、蔵の鍵を貼り付け、見てもらえる様にしました。
友人やご近所さんと囲炉裏を囲んでお酒を飲むのが夢だったお施主様の夢をカタチにしました。
囲炉裏は、以前床下に眠っていた囲炉裏を復活させ、玄関と調和した囲炉裏の間がお客様をお出迎えします。
千本格子戸を解放すれば四季折々の景色を楽しめ、美味しいお酒が更に美味しくなります。
天井は、梁を現しにし、碍子(がいし)で照明を取り付け雰囲気作りにも一工夫した。
【お客様のお声】
大変満足しております。
この地域は、ササユリの群生地で、沢山の観光客が家の前を通って行きます。ゆくゆくは、ここで、団子やお茶などを出したいですね。
又、昨年の年越しは、囲炉裏部屋で家族で乾杯をし、新しい年を迎えました。
ここで飲むお酒は、また一味違います。

建設地岐阜県高山市荘川町
構造在来工法
階数二階建て
延床面積237.56㎡
家族構成非公開
会社名