妻を想う ~伝統的建造物~

【 第3回 古民家再築部門 】

妻を想う ~伝統的建造物~

築60年の町屋の老朽化、
奥様の持病のこともあり先を見据え、老後夫婦で心地よく過ごせる家にしたいとのご要望でした。

ご主人が奥様を想い実現したリフォームです。

土間の部分に、玄関からリビングへとつながる緩やかなスロープを設けました。

町屋の良さをそのままに、階段下には飾り床を設け、以前からお持ちの古民具に新しい命を吹き込みました。
日中でも照明を付けないと暗かったダイニングには、トップライトを設けることで明るい空間となりました。

作業動線が短く、シンプルでスムーズに作業ができるようにキッチンはL型タイプを取入れました。
将来的なことも考慮し、畳スペースは1段上げること で、腰掛けることもでき、横になって休むこともできます。
段差のない空間で、キッチンの作業動線、水廻りの動線など使い勝手がよく、部屋も明るく快適に過ごしています。

玄関からスロープを上がると、妻の生活動線には段差がなく妻にとって優しい空間になりました。
妻も大変喜んでおります。

建設地岐阜県高山市大新町
構造在来工法
階数二階建て
延床面積114.62㎡
家族構成非公開
会社名