土間がつなぐ住まい

【 古民家再築部門 】

土間がつなぐ住まい

40代御夫婦とお子様が実家に戻り
自然のくらしを楽しむ計画から
すまいづくりが始まりました。
生物調査の仕事をされている
御主人は、自然が大好き。
「薪ストーブを置き、家族の気配と自然を感じられるすまいにしたい」
という御要望でした。
既存のすまいは築90年を超える
田の字型の間取り。
すまいをいまのくらしに
どう合わせていくかを
課題として取り組みました。
玄関と居間を昔のように
土間続きとし
土間に薪ストーブを置き
天井からは光と風を取り入れる。
樹木の多い庭や縁側
趣のある玄関や和室の建具は
そのままに。
温かみのある塗り壁に触れ
薪ストーブで火を熾し
自然の光と風を感じて
田舎のくらしを楽しむ
すまいとなりました

玄関扉を開けると正面にマキストーブ、背面に鉄骨階段
その後ろのガラス瓦の光から後光が差しているようできれいでした。
悔しいながらもお客様のおっしゃっている通りでした(笑い)
本棚やゲームボード・自転車もおいて、居間だけでなく多目的に活用されてます
台所から緑がみえるように配置をきめました
和室を開くと前庭まで見えます。
食堂・台所の床を下げて既存の和室と目線を近づける事で和室との一体化。
腰が掛けられる高さでもあります。
吹抜けになっていない食堂は天井高を抑えることで落ち着いた空間としました。
ご主人様が梁にロープを巻いて、ブランコを作られていました。お子様のお気に入りです。

建設地兵庫県加古郡
構造伝統構法
階数二階建て
延床面積209.81㎥㎡
家族構成40代御夫婦とお子様