【 古民家再築部門 】

以前旅館を営んでいたこともあり、間仕切りが多く使い勝手の悪い間取りや、広すぎる空間を一部減築。また、既存の庭を活かし、どの部屋からも庭が見渡せる空間に。通りに面した外観は昔の旅館の面影を残すように再生した。

サロンの天井は古い小屋梁を表しにして施術中にも古い梁や天井の木を見ながらリラックスして頂ける空間にした。
屋根断熱で性能を向上させた。
古いタンスでインテリアと収納を兼ねた。
ガラッと一新した店舗の入口。既存の縁側につづろいを合わせた。
庭を介して自宅と店舗の距離を保ちながらも、渡り廊下で繋げた。
独立を機に大阪からUターンする際、祖母が営んでいた空家の旅館を自宅兼整体院のサロンに再生することにした。
コストや効率だけを優先した建物より、人の手が充分に入ったエネルギーに満ちた建物で、訪れた方々が心と身体を健康にする場所を提供したかったという想いから古民家再生を決断しました。
構造材はもちろんのこと、建具や調度品も使えるものを可能な限り使って昔の名残がたっぷり残っているので懐かしく過ごしています。

建設地岡山県玉野市
構造伝統構法
階数二階建て
延床面積442.36㎡
家族構成非公開