賢く住まう 楽しくつくる モクサンマチヤ

【 第1回 受賞作 】

賢く住まう 楽しくつくる モクサンマチヤ

間口は狭く奥に長い、うなぎの寝床とよばれる京都の典型的な敷地形状。そんな狭小地に建てられた木造3階建ての「モクサンマチヤ」。
大切にしたのは家族の成長。
家族の夢①=風・光・季節を感じるおうち
坪庭を持つ3階建ては、坪庭から光を取り込み温度差を利用して風を生み出すなど、地域性や京都本来の住まい方も現代に活かし、優しい家づくりがされています。
視線も風もよく通してくれるようスキップフロアーを採用しました。




家族の夢③=長持ちするおうち
奈良県吉野の製材所へ行ったり、テーブル用の無垢材を探したり、材料選びから一緒だった子どもたちも、
「おとうたんの和室の柱は僕が選んだ」と誇らしげ。
構造材は国産ヒノキの天然乾燥材。古材の梁は構造材としても再活用しています。
システムキッチンは将来の組み換えや移動も可能なノックダウン方式(ドイツ規格)を採用。組立から御主人も参加したので仕組みもバッチリです。
家族の夢④=子どもが楽しく成長できるおうち
内装壁の珪藻土塗り、たくさんのおともだちもいっしょに力を合わせ、
地鎮祭や上棟式、餅まきなど、ことあるごとに神さんにも手を合わせ、地域や人とのたくさんの絆が深まりました。
家族でつくった楽しいおうちづくりは、これからも家族と歴史を刻んでいただけることでしょう。


家族の夢②=自然素材の木のおうち。
古材の梁からぶら下げたブランコは近所の子どもたちにも大人気。木の香りも爽々しいおへやは雨の日でもおもいっきり成長できるプレイルーム。
古材の大梁をはじめ、柱や梁、無垢の床など、できるだけ木を表にだしました。木造3階建てでも緩和規定を使いここまで木を見せられました。

建設地京都府京都市右京区太秦
構造在来工法
階数三階以上
延床面積129.14㎡
家族構成30代ご夫婦と子ども2人
会社名