ツブラゴッツォな古民家

【 第9回古民家再築部門 】

ツブラゴッツォな古民家

戊辰戦争後に建てられた農家づくりの家。厳しい寒さの中で培われてきた知恵で食物や家屋を守る方法など暮らし方が会津人の真面目さを象徴しています。
あるじは、この家で育ち、高校卒業後に上京。広告カメラマンやレストランを経営するなど全国を奔走してきました。事情で実家に戻り、東京育ちの奥様とUターン移住となりました。
築150年経つ古民家は、おしゃれにリノベーションし会津美里町螺良岡(つぶらおか)地区に「ツブラゴッツォ」(ゴッツォとはごちそうという方言)宿泊施設付きレストラン・オーベルジュとして様変わりしました。
恵まれた水資源や自然環境の中で無農薬野菜をなるべく使用している「古民家で本格的なイタリアンが楽しめる」と非日常の【はれ】を求めて県内外から多くの人が訪れ地域の関係人口も増えつつあります。


建設地福島県会津美里町
構造伝統構法
階数平屋
延床面積180.5㎡
家族構成Uターンによる60台の夫婦