たどり着いた家
【 第8回古民家再築部門 】

いつか古民家で暮らしたい。
長年大工職人として住まいづくりにかかわってきたからこそ、日本古来から守られてきた高い技術の素晴らしさを後世に残していきたいと考えるようになったOさん。
10年かけて住まい探しをし、この建物に出会いました。
購入したときには傷みも激しく、本当に住めるようになるのか?不安な中での施工開始。
まずは全国伝統耐震評価連合会の実施する、伝統耐震診断を行いました。
大工をしてきたからこそ、建物の耐震性を高めることは必須と考え、工事前、工事中、工事後と、何度も耐震性を確認しながらの施工になりました。
診断士の意識の高さに驚かされたとOさんは言います。
「この古民家をどうすれば活かしていけるのか、何度も相談を重ね、構造や断熱性能を高めること、
快適な暮らしのための改修方法を提案してもらったことが嬉しかった」
今回の診断士との出会いがきっかけで、Oさん自身も「古民家鑑定士」「伝統再築士」の資格を取得。
経験だけではなく、学んだことを存分に生かして施工は進みます。
建設地 | 京都府城陽市 |
構造 | 伝統構法 |
階数 | 二階建て |
延床面積 | 178.5㎡ |
家族構成 | 40代夫婦と子どもひとり |
[thankyou]