築100年以上 旅館から癒しの空間へ

【 第8回古民家再築部門 】

築100年以上 旅館から癒しの空間へ

大阪よりUターンして整体院を起業するため、祖母が以前営んでいた旅館の古民家を自宅兼サロンに改修。
コストや効率だけを優先するのではなく、非効率的ではあるけれど人の手が充分入ってエネルギーに満ちた建物にしたいとの施主様の思いから古民家改修を決意されました。また、既存の庭にも古い石や灯ろうなど、ご馳走がありましたので、新たに自宅とサロンの間をつなぐ適度な距離感を保つための庭として一新させました。

サロンの内観。
古い小屋梁を表しにして開放感のある天井にしました。屋根断熱にして性能も向上させました。
古い建具やタンスもインテリアの一部として空間に馴染んでいます。
施術中のお客様も手仕事を感じる天井を仰いでより一層癒されると評判です。
自宅LDK。
天井にも古い建具を照明器具利用しています。天井が低いため、対面キッチンにして開放感を出しました。
サロンの入り口と庭。
庭を介してサロンと自宅のLDKが向かい合いう。

建設地岡山県玉野市
構造伝統構法
階数二階建て
延床面積442.36㎡
家族構成非公開