京の里山で蘇る茅葺物語
【 第10回古民家再築部門 】

茅葺きの里、京都美山。
観光地として有名な地域のほど近く、観光客の姿は見えず、空き家や休耕田がひしめく集落があります。
空き家になった本家の古民家を、未来に繋ぎたい。その思いでこのプロジェクトは始まりました。
耐震性を高め、安心して過ごせる場所に・・・茅の匂いの感じることができる笑顔の集まるスペースにしたい。
薪ストーブを中心に大きな空間にすることで、会話が弾む空間にしたい。
空き家になって約10年。再生は難しいと思われたほどに床は抜け落ち、柱は腐った状態でのスタートで、何度も諦めかけましたが、オーナーの想いを棟梁が受け止めて、試行錯誤しながらの施工を進めました。
ようやく完成した古民家は、にぎやかな憩いの場所としての役割を持って生まれ変わりました。
ここからまた、古民家カフェとしての物語が始まります。
建設地 | 京都府南丹市美山町又林道中10番地 |
構造 | 伝統構法 |
階数 | 平屋 |
延床面積 | 161.92㎡ |
家族構成 | 40代夫婦 |