リノベーションしやすい構造にした、大きな階段の家

【 新民家部門 】

リノベーションしやすい構造にした、大きな階段の家

山梨県の新築住宅のプロジェクトです。

nLDKと呼ばれる不動産から考えられた建物の様式の中で、nの面積を最小限にし、箱の中に収め、残りをLDKとして何も作らない空間を最大にとりました。おおきいLDKの中に小屋を建てたり、2階を作ったり、南側に増築をしたりと、今後の家族の変化に対応できるような住宅として、今は最小限のからっぽの家を考えました。

木造ピン工法とすることで強固な外壁で受け、内部をフリープランとした住宅です。構造を外壁で受けているため、後日リノベーションするときにも自由度の高い建物となります。シンプルな構造とすることで、経済的で強度の高く、施工性のよい構造としました。

リノベーションしやすい建物を作ることで空き家の増加が問題となっている日本の街の良いストックとして、100年後も残って行くことを期待しています。

それは​リノベーションの世代と呼ばれる私たちの残すべき使命ではないかとかんがえます。

とにかく大きなリビングを望まれていたお客さんに、2.5階の高さ、28畳分の大きなリビングをプレゼントしました。
キッチンは、お施主さんの趣味にも合わせて、ステンレス製とし、冷蔵庫を含めて、キッチン用品は全てパントリーに入れてしまうことで、すっきりとしたキッチンとしました。
構造材は全て地元、山梨県産の樹木を利用しました。
大きなLDKに大きな階段を作り、その階段に沿って小さな個室が並んでいるような計画です。

建設地山梨県
構造在来工法
階数二階建て
延床面積118.51㎡
家族構成非公開