人が集まりつながる場
【 古民家再築部門 】

伝統的な日本家屋に続き間があります。庭との関係性から環境の良い場に配置され、冠婚葬祭が行われるハレの非日常な空間でした。
時の流れと共に当初の計画理念は意味が薄れ時間が止まっているかのような静寂な空間を、現代の価値観・生活観に合わせて変化を許容しながら歴史や文化・人の想いを受け継いでいく日常的に人が集まる場を求めました。
「家族の間に人が集まる時間が多くなった」と施主は言う。
ここで生まれる多くの出来事や交わりが日常を豊かにする。
続き間とは「つながり」。かつてのハレの社会とのつながりが、時を経て家族のつながりを求めて変容している。
自然・家族とのつながりを大切にして、建築に刻まれた記憶や人の記憶を共存させながら、過去から現在、未来へとつながる。
建設地 | 富山県射水市本江 |
構造 | 在来工法 |
階数 | 二階建て |
延床面積 | 191.14㎡ |
家族構成 | 90代母親と50代夫婦と20代息子2人 |
[thankyou]