ばさらのある家
【 古民家再築部門 】

曽祖父から祖父、両親そしてお嬢さんへと四代にわたり住みつなぐ
築100年を超える古民家Y様邸です。
古民家鑑定からはじまり再生計画を行い、棟梁が惜しみなく「手間」をかけた
匠の技がたっぷりと詰まった建物として再生されました。
棟梁は初めてこの古民家を見た時、今なお堂々と健在し、幾多の自然災害も
乗り越え、この家が人々の生活のよりどころとなってきたんだなと感じました。
田の字の間取りを活かし南と北二箇所の縁側はそのままに、最新の設備と150年前の
匠の技を現代の匠の技で活かして引き継ぎ一見問題なくみえる部分もあえて手間をかけて
直しながら化粧し直しています。
そして既存材はなるべく残し、新旧の材のコントラストをあえて強調しています。
平屋34坪の室内空間は、合理的に構成され大きな吹き抜けのリビング空間
立派な梁がこの古民家の構造の素晴らしを見せてくれています。
障子にあえて板を張った建具、大黒柱の根元を継ぐ幻の継ぎ手、削り直した木製建具など
こだわりが詰まった古民家がお施主様の思いと棟梁の技で再生されました。
建設地 | 神奈川県小田原市 |
構造 | 伝統構法 |
階数 | 平屋 |
延床面積 | 113.97㎡ |
家族構成 | 40代ご夫婦・子供1人 |
[thankyou]