house in Hayama
【 古民家再築部門 】
神奈川県三浦郡葉山の古民家再生の計画です.個室を最小限にして,LDKをできるだけ大きく取る計画としました.
LDKを大きくするために柱を補強した上に頬杖を柱梁の接合部に渡しました.
ここではただ広いだけのLDKではなく,木に寄り添うような居場所をつくり,居心地のいい場所をつくりました.その柱はシステム上必要なものではありますが,太さや長さ形が異なり,元々の柱のいびつな揺らぎと合間って、まるで、細い木の中に太い木があるような、自然の揺らぎを感じるような構成となりました.その揺らぎは,外の自然とつながり,楽しく暮らすための装置として機能しています
中に入った人はまるで森の中で座るような居心地の良さを感じて過ごすよう考えました。
ダイニングテーブルも今回に合わせて鉄と、建物から出た古材で制作しました。 ダイニングの上には銅板の照明を上から垂らして、ただ和風の雰囲気ではなく、インダストリアルな雰囲気をだしました。 また、もともと置いてあった食器棚など収納家具は壁に埋めることで、再利用しています。 |
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このスペースに合わせていれた暖炉。 大きなリビングはエアコンの対流式より、暖炉の輻射の方が暖かく、冬でも快適に過ごされています。 暖炉の下のタイルは設計とお施主さんの手で貼られたもの。また奥の部屋の壁は設計とお施主さんで漆喰を塗って、家づくりの思い出としてもらえればと思っています。 |
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外観は、極力元の閑静な佇まいを残しながら、木を剪定し、広々とした庭を計画しました。 |
建設地 | 神奈川県三浦郡葉山町 |
構造 | 伝統構法 |
階数 | 平屋 |
延床面積 | 108㎡ |
家族構成 | 夫婦と子供2人猫2匹 |