十三浜の家
【 第6回 被災地部門 】

仏壇、神棚のある多目的居間の吹抜け上部の空間。古材の梁がダイナミックな空間を演出している。改修前の家はのダイニング・広間は低い天井で、圧迫感があり窮屈な印象でした。この地域は元々養蚕が盛んな地域であったことから、2階スペースは養蚕の作業場として使用されていたため、1階の梁天井は手を伸ばせば届くほど低かった。そこで、吹抜けにすることで、複雑に組まれた2階梁組を眺められる広がりのある空間に改修した。解放感を損ねないよう吹抜けまわりを囲むように通路を設け、各室にアクセスできる動線を確保した。
建設地 | 宮城県石巻市 |
構造 | 伝統構法 |
階数 | 二階建て |
延床面積 | 245.77㎡ |
家族構成 | 60代息子と90代母親 |
[thankyou]