2018年3月8日に開催された全国古民家再生協会全国大会内にて再築大賞の受賞発表ならびに表彰式が行われました。
 

 

「少しくらい寒くてもいい。古民家に住んで、心が豊かになる生活がしたい」
そんな想いをもったS様ご夫婦と出会いました。
江戸時代より東海道大井川、川留めの宿場町として栄え、大正・昭和期には木材の製材量日本一となり木材産業都市として発展をつづけ、活気に満ち溢れた島田市。
その街中で三年に一度開催される日本三奇祭の一つ、「島田大祭」の賑わいの中心部にあるこの古民家はそんな景色を見続けてきました。
古き良き時代の町衆の息づかいが伝わってくる土間の柱や梁、黒漆喰の塗り壁。
家主がいなくなり、色あせ解体される寸前でしたが、ご夫婦の想いが伝わったのか、突如としてその姿を私たちの前に現しました。
「子どもたちに、古来より伝わってきた古き良き住文化やモノの大切さを古民家に住むことで体験させたい」
弊社ではお施主様の想いに感銘を受け、古いモノを最大限に活かしつつも、足りない所には同じ時代の資材をリサイクルし「人・まち・自然」の環境に配慮した空間づくりを目指しました。
街中で新しい建物がひしめく環境の中にひっそりと残った築80年のこの古民家は、お施主様と弊社の熱い想いで最高の住空間が創造されここに完成をみました。
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施主様が家づくりを考えた時に、何から手をつけていけばいいのか分らなかったので、まず家について学ぼうという姿勢から、木の住まい教室に参加され、「木のソムリエ」と出会い、家づくりで大切なことを学ばれました。
構造材の選び方や、家を長くもたせる為にメンテナンスの必要性、人に良いとされる物に囲まれて暮らす。
そんな家づくりのイメージができてきたころ、新しい家族が増えるおめでたいお知らせ。
家族を、未来を思ったとき、家のコンセプトが決まりました。
「未来に住み継ぐ大切な家」
施主様の熱い家づくりの始まりです。
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世代を重ねながら100年以上住み継がれている古民家のリノベーションです。
従来の生活スタイルを踏襲しながら、日照、断熱性能、家事動線を改善し、生活空間の質を向上させています。
もともとあった空間を否定して新しい物をつくるのではなく、また昔の空間を過度に復元するのでもない、新旧が調和する空間を目指しました。
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この場所は、広島県東広島市の農業地帯であり、市のど真ん中に位置することから「へそ」と呼ばれ親しまれた「豊栄町」の主要国道沿いに位置します。
その昔宿場町として栄え、賑わいをみせた豊栄商店街でしたが、急速な過疎化と高齢化に伴って、今の豊栄は閑散としています。
「豊栄のまちを再び元気にしたい」という理念を共有させた地元の企業が一丸となり、ここ豊栄から新たな価値を発見し次世代へつなぐプロジェクト「豊栄Reプロジェクト」をスタートさせました。
その最初の取組みとして、かつて商店街の賑わいの中心だった築80年の古民家「栄屋百貨店」跡を「気軽に集え、若い世代と交流できる場」に生まれ変わらせ、「豊栄くらす」として新たに発進させています。
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