次世代に守り継ぐ古民家再生
【 古民家再築部門 】
「古い、寒い、暗い」といわれる古民家を明るく機能的にリノベーションしました。
築70年、延べ面積40坪程の小さな古民家の改築。
ここには人から人へ受け継がれてきた家づくりの手仕事があります。
それは呼吸する気の動きを考慮した木遣いの方法や、
納めを丈夫に美しく魅せる先代からの知恵そのものです。
木の香りや塗り壁のやわらかい光の反射を感じながら
暮らす豊かさを守り受け継がせたい。
隙間風や暗さ、そして水回りの不便さがある反面、
自然素材ならではの調湿性や涼しさ・梁の美しさはとても魅力的です。
そのような良い点をいかしながら機能的にするために、窓を増やし、
断熱材や断熱サッシそしてキッチンやお風呂などの
水廻り機器を新たに取り入れました。
天井を取り払い、隠れていた立派な梁を 見せる吹抜け空間とすることでリビング・ダイニングが 開放的になるようにしました。 御主人様のご希望であった囲炉裏を リビングの中心に作ることで 火を囲みながら家族団欒の生活を楽しみます。 |
|
かつて暗くて誇りまみれだった小屋裏空間。 窓を増やし、梁をみがき、杉板を貼り、 明るく・開放的は空間に生まれ変わりました。 小さなお子様にとっては隠れ部屋のような場所 ここで寝るのも楽しいですね。 |
|
奥様のご希望の露天風呂。 五右衛門風呂を利用して露天風呂をつくりました。 室内のユニットバスから直接外部へアプローチでき 雨の日でも濡れないようにあずまやもつくりました。 「裏の竹林をみながらゆっくりお風呂に入りたい!」 現場調査の時から語られていた夢が叶いました。 |
建設地 | 三重県伊勢市 |
構造 | 伝統構法 |
階数 | 二階建て |
延床面積 | 143㎡㎡ |
家族構成 | 非公開 |