人が集まりつながる場

【 古民家再築部門 】

人が集まりつながる場

伝統的な日本家屋に続き間があります。庭との関係性から環境の良い場に配置され、冠婚葬祭が行われるハレの非日常な空間でした。
時の流れと共に当初の計画理念は意味が薄れ時間が止まっているかのような静寂な空間を、現代の価値観・生活観に合わせて変化を許容しながら歴史や文化・人の想いを受け継いでいく日常的に人が集まる場を求めました。

「家族の間に人が集まる時間が多くなった」と施主は言う。

ここで生まれる多くの出来事や交わりが日常を豊かにする。
続き間とは「つながり」。かつてのハレの社会とのつながりが、時を経て家族のつながりを求めて変容している。
自然・家族とのつながりを大切にして、建築に刻まれた記憶や人の記憶を共存させながら、過去から現在、未来へとつながる。

天井を高くして 南庭に大きく開放し庭と連続させ自然を取り入れることで、「家族の間」が生命力を持ち豊かな場となり 人が集まる。
祖母の想いが詰まった地場産業である日本遺産認定の井波彫刻欄間(家紋入)がより立体的・象徴的に浮かびあがる。
柔らかい光が天井に反射して空間を優しく包み込む。大和張りの檜壁に洞床を設けて空間に奥行をもたらす。
玄関框材、欄間の組子、飾台、手摺柱等の材料は再利用して想いをつなぐ。

<お施主様の声>
家族の集まる時間が増えて、つながりがより深くなった気がしています。

建設地富山県射水市本江
構造在来工法
階数二階建て
延床面積191.14㎡
家族構成90代母親と50代夫婦と20代息子2人

 

[thankyou]